HOME>>記憶の中の旅の記>> その05 …… 大崎下島[御手洗] (2009年04月18日)


 コチコチカッチン おとけいさん
 コチコチカッチン うごいてる
 こどものはりと おとなのはりと
 こんにちは さようなら
 コチコチカッチン さようなら……

 そんな童謡を思い出した。

撮影機種:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 28mm f/16 1/80 ISO800 絞り優先AE


 注連縄(しめなわ)と紙垂(しで)……。
 新しい注連縄と紙垂は、私の町でもお祭りの際によく見かけるが、これほど何度も雨に打たれ長期間にわたってぶら下げられた紙垂を見るのは初めてである。神々しさが一段と増しているように感じた。春の陽射しと潮の香りに一枚の紙垂、そんなところにもこの島の類まれな美しさを感じた。

撮影機種:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 74mm f/5.6 1/80 ISO125 絞り優先AE


 獅子瓦には魔よけ厄除けの意味があり、飾り瓦の獅子は逆立ちしているのが定番である。何故か縁台に置かれていたため、間近で眺めることができた。私の街ではなかなかお目にかかることのできない貴重なショットである。それにしても精巧にできているものだと感心した。

撮影機種:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 50mm f/3.1 1/60 ISO320 EV-0.7 絞り優先AE


 鳶だと思ったのだが、どうなのだろうか……。
 この神社とともに苔むし、この神社を守りつづける。
 そろそろ島を離れる時間が迫っていた。帰りの船の時間を気にしながら、足早に境内を後にした。

撮影機種:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 50mm f/2.8 1/100 ISO100 EV-0.7 絞り優先AE


 旅はいつも短い。気が付けば帰路についている。自らの記憶だけでは完遂できない数々のシーンをカメラの中にしまい込んで帰宅する。そしてそのシーンはいつ取り出されるともしれない。大崎下島の港から竹原を目指し、今日の旅は終わった。


撮影機種:OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 56mm f/8 1/160 ISO100 絞り優先AE


戻る おわり

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